大動脈瘤とは??

口に大動脈瘤といっても、発生する場所や形によりさまざまです

腹部にできる腹部大動脈瘤、胸部にできる胸部大動脈瘤、胸部から腹部にまたがってできる胸腹部大動脈瘤などがあります。動脈瘤は血管の老化現象である動脈硬化が原因となるばあいがおおいといわれています。つまり、歳をとるとだれでもこの病気になる可能をもっているのです。とくに、動脈硬化を促進する原因:喫煙、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などをもっている方は可能性が高くなります。

セカンドオピニオンについて②

紹介状は不要です

セカンドオピニオンという概念は一般的になりましたが、まだまだ「自分の患者さん」が、他の医師の意見を求めることに抵抗を覚える医師はすくなくありません。しかし大動脈瘤は治療の選択を誤れば死につながる病気です。かかりつけ医に紹介状を依頼しにくい場合もあります。当センターでの受診には紹介状は必須ではありません。CT写真を持参できない患者さんについては当センターで、受診日にCT検査をおこないます。

セカンドオピニオンについて①

川崎大動脈センターではセカンドオピニオンを積極的にお受けしています

現在、大動脈瘤
を専門とする医師は非常に少なく、心臓血管外科医や循環器内科医でも正確な大動脈瘤の診断ができないことがあります。大動脈瘤の診療は命に関わる重要な事項です。現時点でかかりつけの病院から「大動脈瘤」あるいは「大動脈解離」といわれている患者さんには、当センターでのセカンドオピニオンを受けられることを推奨しています。

川崎大動脈センターについて

川崎大動脈センターは大動脈瘤大動脈解離の治療を専門に行っている国内唯一の医療センターです。
すべての大動脈瘤・大動脈解離に対して、また手術困難といわれているハイリスク患者や超高齢者に対する手術も行っています。2003年に国内初の大動脈専門施設として開設以来、大動脈疾患に特化した診療を続けています。

 

病院などを受診して「あなたは大動脈瘤です」といわれたら…

一般の病院で「大動脈瘤です」という診断を受けても、必ず大動脈診療に実績のある大動脈センターを受診し、正確な診断を受けてください。はじめの病院で「手術が必要」と診断された患者さんが、実際は手術不要であったり、また逆に「だいじょうぶ」と言われていた患者さんが、すでに手術の時期を逸していたということが頻繁に見受けられます。違う病院での診察を受けることはセカンドオピニオンと言って一般に行われています。

手術適応について

年 齢

年齢に関しては手術を制限する因子とは考えず、日常生活に問題ない方に対しては、ご家族ご本人のご希望により、年齢の如何にかかわらず手術をおこなっています。

良くある質問⑦

手 術

Q.胸部大動脈瘤の手術を受けることになっています。心臓を止めたり、体温をすごく下げたりするそうですが、大丈夫なのでしょうか?

A.胸部大動脈瘤手術のうち弓部大動脈にかかわる手術は心臓を止めて体温を下げて手術をします。ほとんどの心臓手術は心臓を止めて手術を行いますし、体温を下げることも一般的です。これらの方法は心臓外科の領域ではごく一般的な方法なのです。

 

良くある質問⑥

年 齢

Q.母は90歳なのですが手術は受けられますか?

A.手術適応は暦年齢だけで決定されるものではありません。ご本人の臓器機能が重要です。90歳だからという理由だけで、手術を受けられないということはありません。

 

良くある質問⑤

年 齢

Q.高齢なのですが手術に耐えられる体力がありますか?

A.手術に耐えられる体力という指標は医学的にはありません。年齢にはかかわらず個々の臓器の機能を医学的に評価し、手術が可能かどうかの判断を医師が行います。